2025/03/26 09:38
神輿馬鹿この指とまれ ―2-
友達に俺に負けず劣らずの神輿馬鹿がいる。彼は職業上、全国を飛び回っている。仕事道具は勿論だがそれ以外に必ずカバンに詰め込むものがある。股引、ダボシャツ、足袋である。
出張先で祭囃子が聞こえるとまずは神社を探す。さらに神社の近所の酒屋を探すのだそうだ。酒屋に飛び込むと「出張で来たのですがお祭りのようですが、そのお神輿を私も担ぐことはできませんか」と尋ねる。事情を聴いた酒屋は町内の顔役を紹介してくれるという。酒屋で買った一升瓶をもって町の顔役を訪ね半纏を借りて、いろいろな地方の神輿を楽しんでいるという。
そう、お神輿は市民文化であり参加しようと思うとこんな方法でも気軽に参加できるのだ。ちなみに彼の息子の名は「禮(れい)」という。祭禮の禮である。
その地域や神社、町会での細かい決め事はあるが、股引、ダボシャツ、足袋を持って気軽にお神輿に参加してみてはいかがだろうか。